正則条件付確率
条件付確率 について、それが確率測度になるか否かは自明ではありません。実際、 を満たす集合, に対して適当な零集合 が存在し
\begin{equation}P(A_{1}|\mathcal{G})(\omega)+P(A_{2}|\mathcal{G})(\omega)=P(A_{1}\cup A_{2}|\mathcal{G})(\omega),\quad\omega\in\Omega\setminus N_{A_{1},A_{2}}\label{eq:RCP:introduction}\end{equation}が成り立ちますが、もし が 上の確率測度であるならば、任意の , に対して は \eqref{eq:RCP:introduction}を満たす、つまり
\begin{equation*} \omega \in \Omega \setminus N,\quad N:=\bigcup_{A_{1},A_{2}\in\mathcal{F};A_{1}\cap A_{2}=\emptyset}N_{A_{1},A_{2}} \end{equation*} でなければなりません。しかし が非可算の場合、 が零集合になるとは限りません。それどころか、そのような は存在しないかもしれません。
今回はこの問題について考えることにします。
続きを読む仮説検定におけるサンプルサイズの決め方(2)
今回は母分散が未知の場合の母平均の検定におけるサンプルサイズについて考えます。
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今回は検定を適切に実施するために必要となるサンプルサイズについて考えます。
続きを読む2 値判別問題における代理損失と判別適合性
今回は 2 値判別問題に代理損失を用いることの正当性について考えることにします。
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